
AIと一緒に作る、はじめてのシステム開発日記
作成日:2025/9/17 01:10 更新日:2025/9/19 06:17

アクアビットスパイラルズでは、AI活用による業務効率化と新しい働き方への挑戦を進めています。
今回は私、事業開発室の山本が実践したAIの社内活用事例をご紹介します。
最近、AIのニュースを見ない日はありません。SNSでは「AIでこんなことができるようになった」「こんなツールを作った」といった投稿が毎日のように流れてきます。そんな話題を見ているうちに、「自分の仕事でもAIをもっと使えるんじゃないか?」と思うようになりました。
私はエンジニアではないものの、業務の中でシステム開発に関わることが多く、常にリソース不足と隣り合わせ。ちょっとした機能追加でも、社内外のエンジニアにお願いする必要があり、どうしても優先度の高い案件から順に対応してもらうことになります。結果、「すぐ試したいけど、しばらく待ち」なんてことがよくありました。
そんな時、SNSで「非エンジニアが自作したWebサービス」を何度か見かけました。「え、これ自分でも作れるの?」と半信半疑ながら興味が湧き、思い切って自分でもやってみることにしました。
今取り組んでいるのは「NFCつくーる(仮)」というツールです。名前の通り、NFCタグを使ったちょっとした仕組みを作るためのもの。まだ制作中で公開もしていませんが、VS CodeにRoo Codeという拡張機能を入れ、Cloud Sonnet 3.7や4.0とやり取りしながら少しずつ形にしています。
作業の流れはシンプル。まず「こんな画面を作りたい」とAIに伝えると、必要なファイルやコードを生成してくれます。ローカルで動かしてみて、うまくいかなければまたAIに質問。エラーが出ればエラーメッセージを貼り付けて「何が悪い?」と聞く。この繰り返しで、少しずつ動くものが増えていきます。

もちろん、すべてがスムーズに進むわけではありません。最初は「Git?」「環境変数?」と、知らない単語だらけで戸惑いました。でも、その場でAIに聞けばすぐ解説してくれるので、辞書片手に調べるよりもはるかに早く理解できます。こうやって少しずつ知識が増えていくのは、なかなか楽しい体験です。
もう一つ強く感じたのは、「指示の出し方がめちゃくちゃ大事」ということ。曖昧な言い方をすると出てくるコードも微妙になりがちで、結局自分で手直しする羽目になります。逆に「なぜそうしたいのか」「どんな見た目にしたいのか」まで丁寧に説明すると、かなり的確なコードを返してくれます。これは人間のエンジニアと話すとき以上に重要だと感じました。AIは勝手に意図を汲んでくれないので、背景や目的をセットで伝えるのがポイントですね。
そして、AIは便利だけど万能ではありません。お願いすれば何でも作ってくれますが、「セキュリティ的に大丈夫?」「運用上こうなると困らない?」といったリスクまでは考えてくれません。最終的な判断は人間側の仕事。AIはあくまでパートナーであり、最終責任者ではないのだと実感しました。
正直、まだ思い通りに進まないことも多いです。でも、少しずつ形になっていくのが楽しくて、夜な夜な改善を繰り返しています。これまでなら外注やチームにお願いして数週間待ちだったことが、自分の手で数日で試せるようになったのは大きな変化です。
今後はもう少し機能を充実させて、社内で試してもらえるレベルまで仕上げたいと思っています。AIなしでは開発が進まないので、これからも付き合い方を工夫しながら効率化していくつもりです。
AIを使った開発は、非エンジニアでも挑戦できる時代になりました。まだまだ道半ばですが、私のように「ちょっと作ってみたい」と思った人が一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
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