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紀伊半島外国人観光客受入推進協議会

高野山~熊野エリアの観光型MaaS デジタル観光チケット「KiiPass」

高野山~熊野エリアの観光型MaaS デジタル観光チケット「KiiPass」

導入の背景

紀伊半島の高野山・熊野エリアは、鉄道、ケーブルカー、路線バス、観光施設、アクティビティ、飲食・物販など、旅の要素が広く分散するエリアです。

高野山では、壇上伽藍、金剛峯寺、奥之院といった主要スポットが点在し、山内移動には鉄道やケーブルカーに加えて路線バスやレンタサイクル、小型電気自動車なども活用されています。

周辺には橋本市、かつらぎ町、九度山町、高野町といった山麓エリアの観光資源も広がっており、移動と観光を一体で捉えた導線整備が重要になります。

このようなエリアでは、移動手段ごと、施設ごとにチケットの買い方や使い方が分かれると、利用者にとっては旅程を組みにくくなり、現地での購入や窓口利用も増えやすくなります。

とくに、交通券、拝観券、アクティビティ予約、クーポン利用が別々に運用されると、観光体験全体が分断されやすく、周遊のしやすさにも影響します。

スマプレで実現したこと

KiiPassでは、高野山・熊野エリアの交通乗車券、観光施設チケット、現地アクティビティチケットを、スマートフォン上で購入・利用できる仕組みを整備しました。

鉄道・バスのチケットに加え、金剛峯寺、根本大塔、霊宝館などの拝観券、レンタサイクルやEVこうやくんなどのアクティビティも取り扱い、対象チケットの購入者には飲食店や土産店で利用できるクーポンも提供されています。

利用方法もシンプルで、鉄道チケットは専用改札機にかざして使え、バス・観光施設・アクティビティ・クーポンはスマートフォン画面を提示する形で利用できます。

高野山へのアクセスから山内移動、拝観、飲食・買い物までを、1つのデジタル導線にまとめられる構成になっています。

導入前後で変わったこと

本取り組みにより、 交通・観光・体験が個別に分かれやすい周遊導線から、スマートフォン上で購入・利用をまとめて管理できる周遊導線へ の移行が進みました。

導入前は、移動手段や立ち寄り先ごとに購入先や利用方法が分かれやすく、現地での窓口利用や紙券の受け取りが発生しやすい構成でした。

導入後は、交通券、施設券、アクティビティ、クーポンをスマートフォンで扱えるようになり、旅の計画から現地利用までを一連の流れとして組み立てやすくなりました。

また、 紙券や対面販売を前提とした運用から、キャッシュレスかつ非接触で利用しやすいデジタル運用へ の見直しも進められました。

窓口での購入や受け渡しに依存しにくくなったことで、観光地の混雑時でも利用者が自分のタイミングで購入しやすくなり、運営側にとっても販売導線を整理しやすい環境が整いました。

多言語対応もあわせて実装されており、幅広い来訪者に向けて案内しやすい構成になっています。

現場運用における変化

高野山のように、山上と山麓に観光拠点が広がり、移動手段も複数あるエリアでは、現地での案内や販売が複雑になりやすくなります。

KiiPassでは、交通チケット、施設チケット、アクティビティ、クーポンをデジタル上でまとめることで、 移動、拝観、体験、消費を別々に案内する運用から、周遊全体をひとつの仕組みで支える運用へ と整理しやすくなりました。

さらに、交通券だけでなく、現地消費につながるクーポンや体験商品も組み込まれているため、単なるデジタルチケット販売にとどまらず、地域内の回遊と消費促進を含めた観光施策として運用しやすい点も特徴です。

高野山エリアと熊野エリアの双方に展開されていることからも、広域観光に対応した設計になっていることが分かります。

導入によって実現したこと

KiiPassの導入により、高野山~熊野エリアでは、 旅の中で必要になる交通・観光・体験・クーポンを、スマートフォンで一体的に扱える周遊環境 が整いました。

利用者にとっては、行きたいと思ったタイミングで予約・購入しやすくなり、現地では改札機や窓口、施設でスムーズに利用しやすい導線が整備されました。

運営側にとっても、交通と観光を横断する商品をデジタル上で提供しながら、キャッシュレス化、多言語対応、接触機会の低減を進めやすくなりました。

高野山・熊野のように、広域かつ観光資源が多層的なエリアにおいて、移動手段と観光体験を分断せずに設計できる環境づくりにつながっています。

こんな課題を持つ事業者に適しています

本取り組みは、観光地の交通事業者、自治体、DMO、観光協会、商業・体験事業者が連携しながら、周遊型の観光商品を提供したい場合に応用しやすい考え方です。

特に、次のような課題を持つケースに適しています。
・交通券、施設券、体験商品が分散しており、利用者にとって分かりにくい
・紙券や窓口販売に依存しない観光商品へ移行したい
・周遊と地域消費を一体で促進したい
・多言語対応を含めた観光導線を整えたい
・広域観光エリアで、移動と観光をまとめて提供したい

お問い合わせ

本取り組みでは、スマートプレートの活用により、 交通・観光・体験・クーポンが分散しやすい観光地の導線を、スマートフォンを起点に一体化した周遊モデルへ と整理しました。

広域観光エリアにおけるデジタルチケット、観光型MaaS、周遊施策の整備をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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